きょう 6.19[金]、政府が都道府県を跨ぐ移動を全国で全面解除しました。これを受けて、県もきょう、独自に定めたロードマップの第2段階「県内需要拡大・交流展開期」に移行しました。長野県内では 5.12[火]を最後に、松本保健所管内では 4.19[日]を最後に、新規感染者が確認されていません。一方で、いまだに今回のウイルスの生態は詳細に解明されておらず、ワクチンはおろか治療薬さえ整っていないことも事実です。これまでの傾向から仮に云えることがあるとすれば「人間が移動して接触した結果が示されるのは約2週間後」ということくらいではないでしょうか。つまり、きょうの移動制限解除の影響は、少なくとも 7.4[土]5[日]の週末を過ぎたあたりまで経過観察しないと評価できません。

栞日が、その在り方を考えたい、これからの「親密で持続可能な地域経済」を模索していくために、街場の商店として、いま講ずる「経済活動再開」あるいは「段階的緩和」の方針を、以下に記します。


以下すべて、7.7[火]まで長野県内における新規感染者の確認数がゼロのまま推移した場合に限り、実施します。もちろん、全国的な感染者数の推移も注視しつつ、実施の可否を判断します。


栞日STORE


現在は「松本広域連合構成市村[松本市/塩尻市/安曇野市/麻績村/生坂村/山形村/朝日村/筑北村]以外の地域からのご来店は、恐れ入りますが、お控えください」とお願いしておりますが、これを 7.9[木]から「長野県外からのご来店は、恐れ入りますが、お控えください」という内容に移行します。

※ 移行の可否にかかわらず、通常営業[7:00-20:00/水曜定休]は継続します。

※ 仮に移行した場合であっても、長野県内にお住まいのみなさんにおかれましては、ご自身の生活において、栞日という「書店あるいは喫茶店」の空間で過ごす時間が必要なときに限って、ご来店いただけましたら、幸いです。特に喫茶の店内利用に関しましては、できる限り、おひとりさま(多くてもおふたりさままで)で、お願いします。

栞日INN


現在は「休業中」ですが、7.9[木]から「長野県内にお住まいのみなさんに限り、ご利用予約の受付を再開」します。

※ 〈栞日INN〉は、本来「毎回1組限定[定員3名]で、1週間以上1ヶ月以内の中長期滞在を前提とした宿」ですが、仮に移行した場合は「毎回1組限定[定員2名]で、1泊単位で予約する宿、かつ、日帰り利用もできるアトリエ」として営業を再開します(詳細は改めてご案内します)。

栞日分室


現在は「常設展『栞日の日用品』を継続開催」しております。当面はこの状態を維持しつつ、「長野県内で生まれる日用品(工芸品、プロダクトなど)にスポットを当てる企画展」の開催に向けて、調整を始めます。


以上の実施可否について、本店の定休日 7.8[水]に判断の上、同日中に改めてご案内します。

代表 菊地徹


▼ 追記 2020.06.20[土]

きのう 6.19[金]、長野県が、その前日 6.18[土]に、長野市内で新規感染者(77人目)が確認されたことを発表しました。