いわゆる旅行ガイドではなく、
旅先の歴史や風土、社会全般を深く洞察する、
トラベルカルチャーマガジン『TRANSIT』。
巻頭の連載コラムを中心にリニューアルがかけられた今号の旅先は「ローマ/奈良」。
歴史上栄華を極めたふたつの都市に、タイムトリップする特集です。
ローマ帝国の心臓部として発展し、紀元150年頃には百万人都市となったローマ。
日本の国家としての礎を築いた平城京が置かれ、
大陸からの仏教文化を背景に、中央集権化が進められた奈良。
遠く離れたふたつの都は、現在のイタリア/日本の基盤を築いた都市であり、
また同時に、今を生きる人々によって、常に更新され続ける現代都市でもあります。
今この二都市を訪ねることは、時空を遡り「あの頃」を感じるだけでなく、
この先の未来を想像することにも通じます。
悠久のローマ。万葉の奈良。
いざ、タイムトリップの旅へ。