info_20160423_01
こんにちは。栞日です。
二月にガレージセールを開催した旧「高橋ラジオ商会」で、
いよいよ新しい実験が始動します。

当時、不確定要素が多すぎて、全貌を明らかにできる段階にない、とお断りしましたが
(そして、その状況は相変わらず、の側面も多いのですが)、
決定した事柄も幾つかあるので、少しずつ概要をお伝えしていけたら、と考えています。

= = =

まず今回、この新しい空間を、
一緒にデザイン・創作してくださる、頼もしい仲間を紹介します。
デザイナー・東野唯史(あずの・ただふみ)さんと、
奥様・華南子(かなこ)さんによるチーム「medicala(メヂカラ)」です。

おふたりは信州・下諏訪に拠点を構え、
全国を舞台に、多種多様な「いい空間」をデザイン・創作なさっています。
県内であれば、下諏訪「マスヤゲストハウス」。
最近の仕事としては、鎌倉「hotel aiaoi」。
都内の代表作としては、蔵前「Nui.」。などなど。
どれもこれも、つくづく「いい空間」です。

おふたりが掲げる「いい空間」には、自然とクリエイティブな個人が集い、
新しい人の流れを生み出し、街やエリアをも「いい空間」に変えていく。
この価値観は、栞日の考える「場を持つ意味/場を開く理由」によく似ていて、
同じベクトルで仕事ができる、最高のパートナーに恵まれました。
先日から始まった打ち合わせも、もう愉しくて仕方ありません。

そんな「medicala」の特色でもあり、
東野夫妻が「いい空間」をつくるために、とりわけ重要と考えている方法論が、
「自分たちも依頼主も現場に入る」という作業スタイルです。
新しい空間を持ちたい人と、それをデザインする人と、それを造作する人が、
それぞれ異なることに起因する、意思疎通や解釈のズレを最小化すべく、
依頼主は発注しておしまい、ではなく、デザイナーは図面を引いておしまい、ではなく、
最初から最後まで、ひとつのチームとして、一緒に考える、話し合う、手を動かす。
こうやって「いい空間」は完成します。

このため(そして、これは、ひとつ大切なお知らせでもあるのですが)、
作業が本格化する工期後半の六月全日、栞日を休業いたします。
より正確には、5.30[月]以降、
リニューアルオープンを予定している七月中旬の週末まで、
いったん栞日をクローズします。

具体的な営業再開日については、
目処が立って、定まり次第、改めて、ご案内いたします。

東野夫妻も、今回の現場を終えたあとは、
ご自身たちの次のステージに向けた大仕事が待ち構えているようで、
誰かの空間をつくるプロジェクトは暫くお休みになるそうです。
そんな大切な「ひと区切り」を、松本で、栞日で、迎えてくださることに、
最大限の感謝をしつつ、目一杯愉しんで参ります。

「medicala」とつくる新しい栞日は、必ずや「いい空間」に仕上がります。
皆さま、どうぞ、ご期待ください。

= = =

なお、この度のリニューアルに関する続報や進捗状況などのレポートなどは、
このWEBサイトでも、都度リリースして参ります。
引き続き、ご注目いただければ、幸いです。