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▲ kalas #27 / 574yen+tax

三重・津から羽ばたいてくる、
好奇心という名の翼を携えた小冊子『kalas』。

今号は「寄り添い遂げる」。
物語は、山口県立萩美術館に、
江戸の浮世絵を現代に甦らせた版画家・立原位貫氏の展覧会を、
訪ねるところからはじまります。

話題の中心は、
津新町の岩田川沿いで営んできた老舗の質屋・和田商店へ。
空き家になるあとの活用方法を模索するため、
著者は、地域に寄り添いながら営業を続ける、
インテリアショップとスーパーマーケットの経営者を訪ねます。

伝統に、家族に、地域に、寄り添う、という生き方と、
そこに息づく気概を綴った物語。
どの街に暮らす誰にとっても、それぞれの気づきがあることでしょう。