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▲ PERMANENT #07 / 500yen

ー つくる、たべる、かんがえる

震災以降の世の中における、「食」の意味を問い続ける、
福岡発のリトルプレス『PERMANENT』。

第7号の巻頭は、福岡を拠点に活動を展開する、
「こどもカフェ」の取り組みです。

子どもたちが、レストランの仕事を体験することで、
人をもてなす心を理解し、食事処でのマナーも会得できるのでは。
「お子さまお断り」の飲食店が増える現状に疑問を抱いた、
宮城雅子さん主宰の「こどもカフェ」では、
オーダーを取る、調理する、サーブする、皿を下げる、など、
すべての業務を子どもが行い、大人は陰からそっと支える、
職業体験プロジェクトを進めています。

そして、その体験後には、
実際に子どもたちが、一流レストランにデビューします。
これは、子どもたちの社会性を、そして、新しい躾の形を、
信じきった大人たちによるチャレンジです。
記事を読み終えたとき、タイトル「未来を映す鏡」が、
ストンと腑に落ちる痛快さを、ぜひ。

続く「たべものの素顔」では、
熊本「玉名牧場」で、矢野希実(みのり)さんが取り組む、
動物たちを本来の姿、生態のまま、育てる放牧について。

また「食卓の風景」では、
東京と熊本に店舗を構える「泥武士」代表・境さん一家の、
普段の食卓について。

三本の記事それぞれに、いま自問したい、
「食」にまつわる大切な「宿題」が仕込まれています。
じっくりと向き合ってみてください。