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▲ 雲与橋 #05 / 500yen

大分県中津市耶馬溪(やばけい)町、下郷(しもごう)地域の日々を綴る、
小冊子『雲与橋(うんよばし)』が、届いています。

タイトルは、同地域を流れる、山国川に架かる橋の名前から。
サブタイトルには、「下郷村1,589人のいのちき」とあるのですが、
この「下郷村」とは、合併でなくなってしまった、この地域の旧名。
と同時に、『雲与橋』を発行している、
この地域に移り住んで来た人々が立ち上げた、団体名でもあります。
そして「いのちき」とは、お仕事、生業、生計、生活、暮らし…
これらのことをまとめたようなニュアンスを持つ、土地の言葉です。

この『雲与橋』では、地域に暮らす人々の大切な「いのちき」を訪ねることで、
その土地の魅力や課題、可能性を探っています。

第4号までは、行政からの補助金を受け、フリーペーパーとして発行して来ましたが、
この第5号以降、自分たちだけの手で作り続けていくために、有料化を図りました。

前号が、先日発売された、「D&DEPARTMENT PROJECT」による
『d design travel』の最新号・大分県特集に、
その土地を知るための印刷物として、挟み込まれたり、

東京・吉祥寺に店舗を構える、
マクロビオティック料理の名店「ヒトト」が、
合同で企画展とイベントを開催したり、

福岡から、震災後の時代の正しい食の在り方を発信する、
リトルプレス『PERMANENT』が、
「下郷農協」について、特集を組んだり、

いま、大いに注目を集めている、大分の山あいのコミュニティ。
これからのニッポンで「いのちき」を創るためのヒントが、
ギュッと詰まった『雲与橋』。
ぜひじっくりと、ご覧いただきたい1冊です。