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お知らせ

2026.5.28

【予告】林雅子 個展『余光のハルモニア』


この6月、〈栞日〉2階の企画展示室では、画家・林雅子さんの個展『余光のハルモニア』を開催します。長野県では初めての展示で、新作のペインティングと水彩ドローイングを中心に構成される予定です。6.6[土]に〈栞日〉で開催される〈みどり〉『三つの春』リリース記念演奏会の共同企画者、立和田圭吾さんの紹介で、この演奏会のメインビジュアルの描き下ろしとフライヤー制作を依頼させていただくと併せて、同時期の個展開催についてもご相談させていただき、実現するに至りました。

林雅子 個展『余光のハルモニア』
▼ 日程|2026.6.6[土]- 6.21[日]
▼ 会場|栞日 2階 企画展示室[入場無料]
※ 在廊日|6.6[土]
※ 初日 6.6[土]16:00 閉廊予定

日が沈んでなお残り、空や雲を照らす光。
夕映えの天球に瞬き始める星と、地上に灯る街明かり。
夜が更けるにつれて彼らはいっそう輝き、それぞれのルクスで私たちを照らします。

日没後の残照をさす余光という言葉が、先人の残した恩恵をも意味するように、人々は天体の規則性と調和を探究する一方で、その光に、亡き面影や触れることの叶わない大いなる存在を重ねてきました。

昼と夜の混じり合う黄昏に佇み、この地上から星々を見上げ、普遍と個の岸辺を行き来するとき、静かな響きが天から降り注いでくるような感覚がしばしば私に訪れます。そういった、いわば音になる前の微かな響きを集め、できるだけ損なわずに写しとろうとする行為が、自分にとっての制作なのかもしれません。

星空に、日常に宿る光を、作品を通して鑑賞者の皆様と共有できれば幸いです。

林雅子[はやし・まさこ]

画家。岡山県生まれ。1998年より東京都、2021年より鳥取県在住。天体、地形、鉱物、草木などをモチーフに、自然の摂理の中に個人の存在の痕跡をたどる作品を制作。インタビューを主とする執筆も行う。近年の個展に「渡り鳥の星図」(DOOR/島根:2023年)、「群島のコーラス」(KODA GalleryxPan/岡山/助成:公益財団法人福武教育文化振興財団:2024年)、「星晶をたどって」(夜長茶廊/鳥取:2025年)、「エトワール エトワール」(Amleteron/東京:2025年)。その他、グループ展「Limited Vision」(NFM Wrocław/ヴロツワフ|ART TRACE Gallery、3331アーツ千代田 B104ギャラリー/東京:2018年)、道山れいん詩集『幸せでいいじゃない』(水たまり社:2021年発行)への装画・挿画提供など。