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こんにちは。栞日です。
今週末は「クラフトフェアまつもと」。
この建物での営業も、残すところ3日間となりました。

2013年8月の開業以来、これまで、
この場所を訪ねてくださり、支えてくださった皆さまに、改めて感謝いたします。

栞日が目下改装中の物件に移転したあと、この建物がどうなるのか、
たくさんの皆さまに気にかけていただき、お訊ねいただいておりました。
その度に「確かなことはまだ…」と、お返事しておりましたが(申し訳ありませんでした)、
ようやくお伝えできる段に至りました。

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いまの栞日は、ホテル「栞日 INN」になります。

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消防関連の許認可がクリアできるのか、不確かだったため、明言を避けて参りましたが、
先日の事前実地調査の結果、目処が立ちました。

栞日の開業に向けて物件を探していた3年前、
この建物に初めて出会ったそのときから、
「本屋を始めるのもいいけれど、これはホテル向きだなぁ」と感じていたので、
正直、とても嬉しく、胸躍る想いです。

空間デザインは、現在移転先を担ってくださっている「medicala」東野さん。
これまでに、蔵前「Nui.」、下諏訪「マスヤゲストハウス」、荻「ruco」、鎌倉「aiaoi」など、
数々の名宿を手がけている「medicala」の真骨頂。
楽しみで仕方ありません。

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ところで「栞日INN」は、
「ホテル」といっても、一般的なイメージとは(きっと)異なる、
(ちょっと)ユニークな宿泊施設です。

まず、1回1組限定です。
(1名もしくは2名が基本/小さなお子さま連れで最大4名まで)
そして、ご予約は、原則1週間単位でお願いします。

ご宿泊のお客さまには、
2階から上(2・3・4階)の3フロアが貸し切りになります。

2階にはキッチンとユニットバスがあります。
ダイニングとしてもお使いいただけます。
3階はフリースペース(その意図は後述します)。
4階をベッドルームにする予定です。

お察しの通り「栞日INN」は、中長期滞在者向けの宿です。

松本で「試し暮らし」を体験しながら、
この街への移住を検討したい方や、住居や店舗/オフィスを探したい方に、
ご宿泊いただくことを想定しています。

滞在中も創作活動に取り組みたい、クリエイターやクラフトマンの方々が、
集中して仕事に取り組める環境を整えるべく、
3階はアトリエとして広く空けております。

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朝起きて、五軒先の栞日でモーニングを食べ、
レンタサイクル(移転先で始めます)で街へ。
散策を愉しんだら、公園でひとやすみ。
近所の八百屋で旬の地物を買い求め、宿に戻って料理するもよし、
再び街へ出てランチを満喫するもよし。

仕事に没頭したい午後は、3階のアトリエへ。
車で隣町まで出かけてみてもいいですね。

ディナーの候補は、枚挙に暇がありません。
ときには夜の街に繰り出して、バーでリラックスしてみたり、
銭湯文化が残る街で、ゆったり湯船につかってみたり。

あとはお部屋でゆっくりとお休みください。

たとえば、そんな数週間をご提案できたら、と考えています。

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自らのクリエティビティを発揮する地の候補として、
信州・松本の名前が挙がっている方にとって、
判断材料を増やす(不安材料を減らす)きっかけの宿になれたら、幸せです。

今夏オープンを目指して、6月以降、改装に入ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。