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冬の街を歩き、店々を巡るスタンプラリー「Matsumoto Winter Walker」。七回目の開催を迎えた今期のテーマは「冬の音」。参加27店舗がそれぞれのアイデアとユーモアで、スタンプラリー期間限定の特別メニューや特設売場を考案、展開しています。カフェ、ダイナー、ワインバーから、古着屋、文具店、美容室まで、多種多様な店を訪ねて回ることが「Winter Walker」の特色のひとつですが、行く先々で待っている店主たちがまた個性派揃いで、それもこのスタンプラリーの大きな魅力だと思っています。そんなユニークな店主たちですから「冬の音」の解釈もさまざま。冬に聴きたい音楽をピックアップする店、冬にだけ聴こえる自然の音や生活の音に耳をすませる店、しんとした静けさこそが冬の音だと考える店、などなど。メンバーそれぞれの表現に触れてみることもまた、「Winter Walker」の楽しみ方です。

さて栞日では、このテーマが決まったときに、ふっと心に浮かんだ一冊の写真集(正確には、その写真集の巻末に綴られた写真家の言葉の一節)から着想を得て、特別なスイーツを用意しました。以下、今期「Winter Walker」のスタンプ台紙を兼ねたMAPに掲載されているテキストを転載します。


#27 _ 栞日「echo / 音の消えた世界にこだまする音」

雪の結晶は音の振動を吸収する。菊地和歌子『echo』は、雪に覆われ音を失った世界が舞台の写真集。「意識を集中させると色んな息吹の音が聞こえてきて」と彼女は綴る。雪下の息吹を呼び覚ます菓子と珈琲を栞日で。


と、いうことで、この「菓子」がクレームブリュレであることは、この場でお披露目させていただきますが、どうしてクレームブリュレなのか、どのあたりが「春を宿す/雪下の息吹を呼び覚ます」菓子なのか、については、実際に栞日で写真集『echo』をめくりながら、このスイーツをお召し上がりいただいて、答え合わせをしていただけたら。

EXHIBITION|菊地和歌子「echo / 潜る」

▼ 日程|2020.2.29[土]- 3.17[火]
▼ 会場|栞日 2F 企画展示室

今月終盤からは、その菊地和歌子さんの写真展も開催します。今回の「Winter Walker」でフィーチャーした「echo」シリーズに加え、最近の和歌子さんの表現として、新作「潜る」シリーズも、合わせてご覧いただける機会です。どうぞ、お楽しみに。


そして「Winter Walker」全体としては、明日 2.9[日]の夜に、関連イベント第二弾「WINTER SOUND PARTY」が開催されます。それぞれの店の外で店主たちと会って話ができることも「Winter Walker」の醍醐味のひとつ。店主たちの意外な一面が垣間みえるかもしれません。お誘いあわせのうえ、どうぞお気軽にお出かけください。

WINTER SOUND PARTY

▼ 日時|2020.2.9[日]19:00-23:00
▼ 会場|Give me little more.
[松本市中央3-11-7]
※ one drink order / 予約不要 / 入退場自由
※ タイムテーブルは「Winter Walker」公式アカウントでご確認ください → Facebook / Instagram

Matsumoto Winter Walker 2020「冬の音」

▼ 期間|2020.1.18[土]- 3.15[日]
▼ 参加店|松本市街地27店舗

※ スタンプラリーのルールや特典、参加店など、詳細は「Winter Walker」公式アカウントでご確認ください → Facebook / Instagram