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現在〈栞日〉1F企画展示台では〈solosolo〉の展示会「草木と意匠 あたらしいせかい」を開催中です。

毎年この季節に〈栞日〉で展示会を開くようになって、はや四年目の〈solosolo〉ですが、今回のとっておきは、何といっても〈栞日〉と〈solosolo〉が一緒につくった「栞日のエプロン」。

〈solosolo〉定番の「エプロンドレス」をベースにしつつも、胸元のギャザーをなくして直線的なフォルムにしたり、肩紐も腰紐も細くしたり、左右両方にあったポケットを片側だけにしたり。そもそもシンプルなエプロンの要素を、さらに削ぎ落としていきました。

いまの〈栞日〉の空間に漂う、工業的なニュアンスとの相性を考え、草木染めされたリネンの柔らかな風合いに引っ張られすぎないように、敢えて無骨な佇まいを目指しました。かつ、〈栞日〉の制服として、身に纏う僕らの気持ちまで引き締まるような、カジュアルすぎない緊張感とのバランスも大切にしました。

カラーもシックな「ヤシャブシ」のみ。細やかなステッチの仕事も、オーガニックコットンの糸で縫い付けてから生地と合わせて染め上げているので、近づいて観ないと気づけないであろう、控えめなデザインです。

作業着としての機能性も、もちろん大切にしたかったので、キッチン内での動作(しゃがんだり立ったり)や階段の上り下りに不自由を感じない、生地の厚さ(重さ)や裾の長さ、前後の生地の重なり方などを、繰り返し検証しました。

こうしてお披露目のときを迎えた「栞日のエプロン」は、僕らの上等な仕事着として、今日も活躍してくれています。〈栞日〉の風景には欠かせないピースを、またひとつ手にすることができました。

と同時に、このエプロンは、〈栞日〉が考える健やかでまっとうな日用品でもあります。それぞれの家庭の台所でも、経年変化を楽しみつつ、じっくり使い込んでいただけるように、今回の〈solosolo〉展示会から〈栞日〉のレギュラーアイテムとして、店頭で販売します。ご来店の際には、ぜひ手にとってご覧ください。

栞日のエプロン
▼ 2 WAY / 2 SIZE[size 1 or size 2]
▼ リネン + オーガニックコットン
▼ ヤシャブシ染め
▼ 15,800円(税込)

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photo|kokoro kandabayashi