▼ 日程|2019.12.1[日]-12.14[土]
▼ 時間|13:00-19:00
▼ 会場|※三会場同時開催
▽ マツモトアートセンター GALLERY[松本市大手1-3-32 笠原ビル1F]※会期中無休
▽ awai art center[松本市深志3-2-1] ※会期中無休
▽ kulwa[松本市深志3-3-14]※開廊日 = 12.1[日]6[金]7[土]8[日]13[金]14[土]
▼ 料金|入場無料
本日から栞日分室では、セラミックレーベル〈SHOKKI〉による企画展「SHOKKI’s HOME CENTER」が始まりましたが、ぜひ合わせて巡っていただきたい企画が、今まさに、同じ松本の街で開催中なので、ここに紹介させていただきます。
栞日本店からも徒歩数分のギャラリー〈awai art center〉も、会場のひとつとして、来週末12.14[土]まで毎日オープンしています。オーナーの茂原さんも「あいちトリエンナーレ2019」アシスタント・キュレーターの仕事を終えて、松本に帰ってきています。ぜひ、お出かけください。
以下、企画の公式テキストを転載します。
日常の視点や既存の体系・関係、あるいは既製品への最小限の介入を通して、「彫刻」のあらわれる場と時とその境界を問うアーティスト、冨井大裕。近年は実用的な機能さえ備えた不定形の作品も制作し、彫刻がもちうる性質についての考察を深めています。ある場に置かれたかたちをきっかけに人が集うとき、そこに彫刻は立ち上がるのでしょうか?
本展では、冨井の実践の多様な側面を、長野県松本市内の三会場で複合的に紹介します。二会場はよりミニマルな形式をとった新作、そして一会場は《バーノーザンライト》をはじめとした既存作にて構成されます。
機知と批評性のあいだに開かれる世界の経験としての現代彫刻の魅力をお楽しみください。
関連プログラム「ART meets M – Matsumoto, Munching and Mochizuki K -」
信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野(美術系)の学外活動です。城下町の風情漂い、歴史を感じさせる町並みの残る松本市大手にあるプロジェクトスペース〈OOTE41221〉を舞台に、松本ゆかりの芸術家、望月桂[1887-1975]についてのリサーチを起点としながら、アートと松本、そして食をめぐる様々な企画 ─ 研究成果の公開、関連展示、カフェ的スペースなど ─ を展開します。
▼ 会期|2019.12.7[土]-12.12[木]
▼ 時間|13:00-19:00
▼ 会場|OOTE41221[松本市大手4-12-21]
▼ 料金|入場無料
冨井大裕[とみい・もとひろ]
1973年新潟県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。主な参加展覧会に「第1回所沢ビエンナーレ美術展 -引込線-」(西武鉄道旧所沢車両工場、2009)「再考現学/Re-Modernologio phase2:観察術と記譜法」(国際芸術センター青森、2011)「MOTアニュアル2011 Nearest Far away|世界の深さのはかり方」(東京都現代美術館、2011)「横浜トリエンナーレ」(横浜美術館、2011)「水と土の芸術祭2012」(万代島旧水揚場、2012)「MOTコレクション つくる、つかう、つかまえる-いくつかの彫刻から」(東京都現代美術館、2013)「アーティスト・ファイル 隣の部屋」(国立新美術館・韓国国立現代美術館、2015)「ASIAN ART AWARD ファイナリスト展」(TERRADA ART COMPLEX、2018)「引込線/放射線」(第19北斗ビル・旧市立所沢幼稚園、2019)など。2015-16年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてニューヨークに滞在。現在、武蔵野美術大学准教授。
写真・テキスト提供 _ awai art center