盛岡に暮らす人たちの普段の何気ない物語を、
てくり、てくり、と丁寧に綴るリトルプレス『てくり』。
最新号の登場です。
特集は「街角の老舗。」
常に新しい挑戦を続ける創業百年の「矢沢製麩店」。
天保12年から味噌・醤油を扱い、6代目が量り売りを復活させた「みそ処・木津屋」。
世界にひとつだけのハンコを彫り続け、明治の創業から5代目を数える「スズエ印房」。
50年間、同じ場所で、年中人気のローストチキンを提供し続ける「平船精肉店」。
盛岡のケーキ屋・パン屋を支え続ける「中央バター商会」。
そして、世の中の流行り廃りを横目に、淡々と日々を重ねる5軒の荒物屋。
老舗が息づく街には、その店の哲学と文化を、
何代にも渡って買い支え続ける、奇特な人々が暮らしています。
盛岡の豊かさを改めて知る1冊です。