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▲ ホフマニアーナ / 2,500yen+tax

出版社「ecrit(エクリ)」の新作『ホフマニアーナ』が届いています。

この本は、旧ソ連の映画監督、
アンドレイ・タルコフスキーの未完の作品を書籍化した1冊。

学生時代からその才覚を表し、数々の賞を受賞したアンドレイは、
その思索的で深みのある映像世界で知られ、「映像詩人」とも評されます。

7つめの長編作品「サクリファイス」が公開された’86年の12月に、
パリの病院で死去したため、この「ホフマニアーナ」は、幻の8作目。

今回は、同じく「ecrit」から発行されている、
アンドレイの父で詩人の、アルセーニイ・タルコフスキーの作品
『白い、白い日』の翻訳も手がけた、前田和泉さんの訳に、
銅版画家・山下陽子さんの10の作品を、表紙、裏表紙、挿し絵に配し、
小説でもあり、シナリオでもある、そんな1冊に仕立てています。

ドイツ・ロマン派の奇才で、幻想作家と称されたホフマンを主人公に、
映像化されることのなかった、8作目の幕開けです。