暮らしの中の「あったらいいな」をかたちにしていく活動体「サルビア」が、
そのものづくりのストーリーや、仕上がったアイテムの活用例を、
紹介していく『季刊サルビア』。
黄蘗(きはだ)、鈍(にび)、縹(はなだ)、灰桜(はいざくら)、鴇(とき)。
38冊目の特集は、「めぐる季節がくれた色」です。
この秋のサルビアの新作は、お散歩にぴったりなドレスとプルオーバー。
ベースは、良質なオーガニックコットンを、
吊り編み機でふんわり編み立てたメリヤス生地で、
これを丸3日間かけて草木だけで染め上げました。
染めを担うのは、京都の染色家・青木正明さん。
染色の長い歴史の中で、試行錯誤と技術改良が繰り返された結果、
それでも残されたノイズを「フクザツでやさしい色」と愛で、
より研ぎ澄まされた、美しい色を探究する職人です。
巻末、身近な植物を活用した、家庭での草木染めを提案するコラムは、
信州・大町の作家「solosolo」の田澤さんがご担当。
こちらもぜひ、お見逃しなく。