▲ ゆがみ #05 ／ 1,380yen

ー　歪めて見る

あらゆる人の、あらゆるものの見方は、
内的な何かに由来しようと、外的な何かに左右されようと、
程度の差はあれ、歪んだ見方「歪見」だ、という考えに基づき、
自らの「歪見」をその凡例として記録し、伝え、
誰かの「歪見」に変化が起きたり、新たな「歪見」が生まれることを期待する、
リトルプレスとWEBの制作チーム「ゆがみ」。

散文と写真を中心に構成された、同名のリトルプレス『ゆがみ』を、
この度、栞日でも、お取り扱いさせていただくことになりました。

最新号『フォークロア』は、メンバーのひとり、星野さんが、
3年前にヨーロッパを周遊したとき、度々訊かれて、上手く答えることができなかった、
「日本ってどんなところ？」という問いかけへの、バイリンガル表記による返歌です。
順延を繰り返す境界と共にあって、内側と外側がどこまでも曖昧なこの時代、
日本は、日本人は、そもそも存在するのだろうか。
異国のような故国が奏でる、通奏低音「フォークロア」の片鱗を聴く１冊です。