1937年の創刊以来、78年に渡って、
様々な角度から「美」へのアプローチを試みる、
「資生堂」の企業文化誌『花椿』。
前身の『資生堂グラフ』(1924年創刊)、
前々身の『資生堂月報』(1933年創刊)から数えれば、
実に1世紀近く、日本の「美」と向き合ってきた本です。
今年の3月号から、栞日でもお取り扱いが始まりました。
今号は「2015年春夏のファッション&ビューティーレポート」。
定番に少しひねりを利かせた、今シーズンのポイントを紹介します。
歌人・穂村弘さんと歌手・松任谷由実さんの対談や、
作家・木下半太さんのエッセイが掲載され、
静岡・掛川にある「資生堂アートハウス」で開催中の企画展
「工芸を我らに」の解説を、哲学者・鞍田崇さんが綴るあたりは、
やはり「資生堂」の「文化誌」。じっくりと愉しみたい1冊です。