ー 山と街のあいだ。
思っているよりも、すぐそばにある、山や自然と、
街の暮らしをつなぐ小冊子『murren』が届きました。
特集は「琉球切手」。
戦後、アメリカ占領下の沖縄で、1972年の本土復帰までの間、
24年間に渡って発行された切手です。
その図案の移ろいは、
米軍の統治政策に翻弄されながらも、
郷土の美しい自然や独自の文化を世の中に伝え続けた、
沖縄の逞しい歩みそのもの。
石垣島から西表島へと続く、著者の旅を綴った文章を読み進めると、
沖縄の心の豊かさや、自然と共に生きる知恵を、
ほんの少し、知れた気がします。
遠い昔の遠い島の物語ではない「RYUKYUS」の実話。
昨冬の「アイヌ」特集に続き、学びの多い1冊です。
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