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▲『のんびり』#09 / Take Free.

ー のんびり まっすぐ 秋田のくらし

うまい飯、うまい酒。
当たり前の豊かさが育んだ、大らかで、たくましい、秋田の「のんびり」精神。
自分のまちを誇りに思い、ほかのまちも認め合う、ニッポンのあたらしい「ふつう」を提案する、
秋田発のフリーペーパー『のんびり』。最新号が届いています。

特集は「秋田弁でしか伝えられないもの」。

方言は悪しきもの、標準語こそ善きもの、と、二元論的に切り捨てることなく、
「言葉は生活とともに動く」として、「バイリンガル」教育に邁進した、遠藤熊吉さん。
その舞台となった、西成瀬小のあった村を訪ねます。

全国展開するチェーン店の進出で、駅前や国道沿いの風景が画一化されている昨今、
日本語もまた、標準語による画一化が進み、地方の特性を失いつつあります。

その土地の、その言葉でしか表現できない、微妙なニュアンスを有する何か。
その機微を見事に言い当てる言葉たちは、いつまでも失ってはならない、
掛け替えのない文化なのだと、改めて気づかされる特集です。