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▲ 紋黄蝶 2015-16 A/W / 1,500yen + tax

設立20周年を迎えた服飾ブランド「mina perhonen」。
2015年秋冬コレクションは「こく」がテーマ。

ことこと煮込むスープのように、これまでの経験や記憶を注ぎ込み、
新しい発見を添えて生まれた洋服たち。
さまざまな素材が溶け合いながら重なり合う、美しいコレクションの数々です。

『紋黄蝶』は「mina perhonen」の
新作コレクションのカタログを兼ねたシーズンブック。

今号は、ベルギーのダンスカンパニー「ローザス」創設メンバー・池田扶美代さん、
同じくベルギーを拠点に活動する船矢祐美子さん、と、
ふたりのダンサーがモデルとして登場します。

池田さんの物語は左開き、船矢さんの物語は右開きに、それぞれ進行する両面使用。
ページごとに、その撮影で纏った洋服のボリュームに合わせて、
紙の厚さを決めているので、目だけではなく、手触りでも、
リズムの変化を楽しむことができます。
一見シンプルな佇まいですが、この知的で美しい装丁は、須山悠里さんによるもの。
手元に置いて、繰り返しページをめくりたくなる1冊です。