『NORAH』は、ノラシゴトを愛する編集部が、
晴耕雨読の野良的暮らしを愛でる人々に捧げる1冊。
“FOOD FOR THOUGHT”
「思想は食べたものからつくられる」
このフィロソフィーに基づく本誌のテーマは、
農業、朝市、発酵、自転車、クラフト、小商い…と、実に多彩。
取材先も、東京を拠点にしながらも、日本各地に留まらず、
ポートランド、ブルックリン、スウェーデンにドイツまで。
昨年の夏に創刊され、最新号は第3号です。
毎号の記事の内容と、写真の美しさはもちろんのこと、
ぜひ注目していただきたいのが「紙」。
1冊の中で、色や質感の異なる紙が何種類も使われており、
その組合せにも、複数のパターンが存在します。
行き場を求めていた在庫の紙を活用したというこの製本には、
「藤原印刷」の「心刷」の精神が表れています。
「街」と「野」の接点、「都市」の中の「野良」を照らし出す、ランプのような本。
その本が持つ未来への力強い眼差しを、ぜひ感じてみてください。